このような悩みをギター歴15年、元楽器店スタッフのぼくが解決します。
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速弾きできる人の特徴
速弾きができるようになる方法
速弾きに適していないギター
ギターの形状に囚われずに速弾きできるのがベスト

ギターの速弾きって、練習しても上手く弾けず挫折してしまいますよね。
上手く弾けないと、上手く弾けない原因を色々と考える中でギターが合っていないんじゃないかという疑問も浮かんでくると思います。
そこで、今回は速弾きに適したギターは存在するのかをテーマに、あなたが速弾きできるようになる方法を解説。
本記事を参考にすることで、速弾きに適しているギターについて知ることができ、速弾きもできるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
速弾きできる人の特徴
まずは速弾きができる人の特徴を知っておきましょう。
主にギターで速弾きができる人の特徴は下記の3つです。
速弾きができる人の特徴
- ギターのタイプに囚われない
- 速弾きができる方法を知っている
- 繰り返し練習をしている
ギターのタイプに囚われない
ギターで速弾きができる人は、ギターのタイプに囚われず速弾きすることができます。
例えば、ストラトキャスターやレスポール、SGや変形ギターなど種類は沢山ありますが、あまり囚われずに演奏可能です。
速弾きしやすい、速弾きしにくいはあると思いますが、基本的に速弾きができる人はギターを選びません。
そのため、速弾きに大切なのはギターのタイプというよりも、速弾きができる方法を知っているかどうかが重要になってきます。
速弾きができる方法を知っている
速弾きができる人は、どうやったら速く弾けるのかという方法を知っています。
例えば、ぼくもギターを初めて7年くらいまで速弾きができずにパワーコードしか演奏できないタイプでした。
しかし、練習をしている中で速弾きをするために必要なコツを掴んだところ、よっぽど難しいフレーズじゃない限り演奏することができるようになったんですよね。
そのため、速弾きができるかどうかは、速弾きをするためのコツを知ってるかどうかも重要になります。
速弾きするためのコツに関しては、速弾きの練習方法をギター歴15年の経験から解説!【初心者でも習得可】にて紹介しているので、あわせてチェックしておきましょう。
繰り返し練習をしている
速弾きができる人は、必ず繰り返し練習しています。
そんなの当たり前じゃないかと思ったかもしれませんが、繰り返し練習することは超重要です。
というのも、速弾きをするには左手と右手にフレーズの動きを覚えさせる必要があります。
そのため、繰り返し練習して頭で考えなくても自然と弾けるようになるまで、繰り返し練習するのが速弾きの攻略法です。
とはいえ、どうやって繰り返し練習したらいいのかという疑問が生まれると思うので、練習方法について次から解説していきます。
速弾きができるようになる方法
それでは、実際に速弾きができるようになるための方法について解説します。
速弾きを習得するためには、下記の4ポイントを意識しつつ練習してみましょう。
速弾きができるようになる方法
- メタル系のジャンルは弾かない
- 弾ける曲から弾いていく
- パーツごとに弾いて段階的に覚える
- 遅いテンポで練習をする
メタル系のジャンルは弾かない
1つ目に、メタル系のジャンルは弾かないようにしましょう。
速弾きといえばメタル系のジャンルが挙げられますが、速弾きができない状態からメタルをコピーするというのは無理ゲーというものです。
メタル系の曲で速弾きを練習するとなったら、イングヴェイ・マルムスティーンが出てくると思いますが、まず弾くのは不可能。
そのため、メタル系のジャンルは弾かずに、ギターソロの一部に速弾きが入っているような曲を選択して練習するようにしましょう。
そうすることで、時間もかからず速弾きフレーズが弾けたことによって徐々に自信がついてきます。
弾ける曲から弾いていく
2つ目は、弾ける曲から弾いていくということです。
速弾きを練習しようと決心して練習する人の傾向として、1つの曲を目標と定めたら弾けるまで練習する傾向があります。
しかし、曲によっては練習してもレベルが違いすぎて弾けないパターンが多いんですよね。
そのため、ちょっと練習してみて弾けないと感じたら別の曲を練習してみて、弾けそうな曲を見つける作業をしましょう。

パーツごとに弾いて段階的に覚える
3つ目は、パーツごとに弾いて段階的にフレーズを覚えていくことです。
速弾きを練習する時に、頭から最後までフレーズを一気に覚えようとしがちですが、その練習方法はNGです。
さらに深掘りすると、全体的にフレーズを練習するよりも、小節ごとに区切ってフレーズを練習していくほうが効率が良かったりします。
小節ごとに区切って、ある程度の段階で繋げて弾けるようにする範囲を増やしていく。
上記の方法で練習したほうが、弾きたいフレーズを覚えるのが速くなります。
遅いテンポで練習をする
最後に遅いテンポで練習するようにしましょう。
この練習方法は他のギター練習方法を解説するサイトで紹介している場合が多いですが、速弾きでも同じです。
ただ、曲を遅くして練習する必要はなくて、小節ごとに区切ったフレーズをゆっくり弾けばOK。
速弾きを練習するときは曲のテンポを遅くしたとしても、焦りがちになることが多いので、曲を流さずに指にフレーズを記憶させることにフォーカスしましょう。
そうすることで、だんだん速弾きフレーズを演奏するのに余裕が出てきて、原曲とあわせた時にスピードに追いつけるようになります。
速弾きに適していないギター
ここまでの内容で速弾きに適したギターは無いというスタンスで解説してきました。
しかし、速弾きに適したギターは無くても、速弾きに適していないギターは存在します。
ここからは、速弾き練習に適さないギターとして、下記の3つのギターについて知っておきましょう。
速弾き練習に適さないギター
- レスポールは避けるべき理由
- SGは避けるべき理由
- Vシェイプのギターは避けるべき理由
レスポールは避けるべき理由
速弾きの練習をする上で、レスポールを使って練習するのは避けるようにしましょう。
なぜなら、レスポールは猫背になりやすく、慣れていない場合フォームや姿勢が崩れやすくなるためです。
速弾き練習をしていると、猫背になって一生懸命になりがちですが、姿勢が崩れるとフレーズも弾きづらくなります。
また、ハイポジションのフレーズを弾く時には、ネックを握りこむクラシックフォームを崩さなければいけないパターンも出てくるので、おすすめできません。
そのため、速弾きを練習する時にはレスポールタイプのギターは避けて練習するようにしましょう。
レスポールで速弾きしている人もいる疑問

という疑問が浮かんできた人もいると思うので、解説しておきますね。
例えば、PVなどでレスポールを使用して速弾きしているギタリストは、その撮影に至るまで沢山のギターを弾いてきています。
すでに速弾きを他のギターで習得した状態でレスポールを演奏しているので、レスポールでも速弾きできるというイメージです。
ぼくもレスポールを使用して速弾きすることはできますが、速弾きできるようになったときはSCHECTER EX-IVというギターを使用していました。
そのため、全てのギタリストに当てはまるとは言えませんが、レスポールで速弾きしているギタリストはすでに他のギターで速弾きを習得したバックボーンがある可能性が高いですね。
SGは避けるべき理由
速弾き練習をするときには、SGタイプのギターを使わないようにしましょう。
というのも、レスポール同様でSGも姿勢が悪くなるからです。
また、姿勢が悪くなるだけで無く、SG特有の『ヘッド落ち』という現象が起きるため、演奏しにくい状態になります。
SGはボディの重量よりも、ヘッドの重量の方が重たいため、ネックが下がらないように左手でネックを支えた状態で演奏しなければいけません。
その支えが速弾きするときの妨げになるため、速弾き練習するときのハンデとなってしまいます。
そのため、速弾きの練習をする時にはSGを使用しないようにしましょう。ハンデなしの状態で練習した方が、速弾きの習得も速くなります。
Vシェイプのギターは避けるべき理由
速弾き練習をする時に、Vシェイプのギターは使わないようにしましょう。
メタル系ギターの代名詞と言っても過言では無い、Vシェイプギターですが練習をするのには適しません。
というのも、Vシェイプのギターは形状が特殊であるため、座って弾く時に足に挟んで練習する必要があるからです。
足に挟んで練習することによって、右手が通常のギターを演奏するときよりも下に移動するため、正しいフォームで練習することができません。
中には『立って演奏する形状に近い状態で演奏できる』という人もいるかもしれませんが、立って弾けるよりも正しいフォームで速弾きができるようになる方が重要なので、Vシェイプギターで練習しないようにしましょう。
ギターの形状に囚われずに速弾きできるのがベスト
ここまでの内容で、速弾きしやすいギターはあるのか。速弾きが弾けるようになるためのコツについて知ることができました。
直接的に速弾きしやすいギターは存在しませんが、速弾きしにくいギターは存在します。
そのため、速弾きを習得するためには速弾きに適さないギターとして紹介した3タイプを避けつつ練習するのがおすすめです。
ちなみに、姿勢が保ちやすいギターの形状としては、ストラトキャスタータイプのシェイプになるため、初心者向けエレキギターの選び方【ギター歴15年の経験から解説します】を参考にギターを選んでみましょう。