このような悩みにお答えします。
ギターを弾いていると速弾きに憧れを持つ人は少なくないと思います。
ぼくもそうでしたが、速弾きができるようになるまでかなり苦労しました。
結果的に速弾きフレーズが弾けるようにはなったのですが、そのきっかけはなんだったのか。
また、どういった手順で速弾きができるようになったのかを体験談を元に解説してみたいと思います。
ちなみに僕はギター歴15年で元楽器店スタッフ。
勤務中にギター講師ではありませんが、ギターを生徒に教えていたという経歴があります。
人にギターを教える技量は持ち合わせていると思っているので、ぜひ本記事の内容を役立ててもらえたら嬉しいです。
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速弾きの練習方法をギター歴15年の経験から解説!【初心者でも習得可】
基本的に速弾きを習得するには、3つの方法があります。
- 曲を練習して習得する
- 速弾きになれるフレーズで習得する
- マインドブロックを外す
曲を練習して習得する
たぶんこの方法で練習するのが一番挫折する可能性が高い方法かもしれません。
この記事を読んでいるあなたも、速弾きが出てくる曲を練習してみて、弾けずに困っている人の一人ではないでしょうか。
軽度の速弾きであれば、曲を練習すればなんとかなるかもしれません。
しかし、長時間に及ぶギターソロで速弾きの練習をするとなると先が見えずに、途中で諦めてしまいますよね。
もし、弾けないと思ったらその段階で一回諦めた方が良いです。
じゃないと、スランプに入ってしまう危険性があるので、リスク回避のためにも一回引きましょう。
速弾きに慣れるフレーズで習得する
ここで、ぼくがオススメするフレーズをご紹介します。
これは、とてもシンプルで初心者でも弾けるようなフレーズです。
不思議ですが、このフレーズを弾けるようになることで速弾きに対しての耐性が一気に強くなるので、ゆっくりなテンポから徐々にスピードに上げていき、速く弾くコツを自分に落とし込みましょう。
ちなみに、これはフルピッキングで弾くと丁度よく1弦7Fの部分でアップピッキングになるので、その部分を目印にしてアクセントにすると速弾きのタイミング練習にもなります。
『たたたタたた、たたたタたた』というようにカタカナの部分がアップピッキングになるので、タイミングの区切り練習として活用してみてください。
マインドブロックを外す
『速弾き』をすると考えると、フルピッキングしなければいけないという印象があるかもしれませんが、実際のところそうではありません。
ハマリングやプリングを使用しても速弾きですし、タッピングを使用しても速弾きになります。
このマインドブロックを外すことによって右手の自由度がかなり上がるので、フルピッキングのマインドブロックは今日この日を持って無くしてしまいましょう。
具体的な速弾きの練習方法
それでは、具体的にどのような練習をしていけばいいかの解説をしていきたいと思います。
速弾きしやすいピックを使う
速弾きするのにピックの選択はとても重要になってきます。
ピックの中でも小さなピックがおすすめで、TortexのJAZZ IIIが良いと思います。
このサイズのピックに慣れてくると速弾きもできるようになるし、カッティングもこのピッキングでできるようになるので、テクニカルプレイをするのにあたっては良いピックになります。
枚数が複数枚での購入となりますが、ピックは消耗品で削れた状態で使用し続けるのは練習にも悪い効果を発揮するので、20枚ほどまとめ買いしておくのが吉です。
なるべくコンパクトにピッキングする
先ほどのJAZZ IIIを使用しての例となりますが、速弾きをするときにはコンパクトにピッキングすることが重要になってきます。
というのも、想像していただければわかるのですが、速く弾くのにピックの振り幅が大きいと必然的にピッキング速度が遅くなるからです。
JAZZ IIIのみが速弾きに最も適しているという持論を展開するつもりはないのですが、少なくともぼくはこの方法で速弾きができるようになったので、信頼性は高いと思っています。
弦はテンションがきつくない弦を使う
速弾きができるようになるための方法論として、弦のテンションがキツくない弦を使用するというのも良いです。
弦のテンションが高いと、左手の運指が鈍くなって右手とのバランスが取りづらくなるので、弦のテンションはなるべくキツくないものを使用しましょう。
ぼくのおすすめはこちらの、ダダリオの09-42の弦です。
エリクサーは同じゲージでも若干テンションがきついので、ダダリオが無難だと思います。
もし、ダダリオが苦手という場合は、少し弦が錆びる速度が速くなりますが、アーニーボールの同ゲージをチョイスしましょう。
速弾きフレーズの練習はフレーズの運指を先に覚える
速弾きのフレーズを練習するときには、先にフレーズを覚えることが重要事項です。
と、思われるかもしれませんが、これは超重要です。
ここで速弾きが弾けない自分に自問してみてください。
速弾きができない時って、弾けない部分に関しては適当に覚えて弾けてるように弾いて、他の弾ける部分に関してはしっかりと弾くという手段を取ってしまいがちです。
しかし、それではいつまでも成長できない状態が継続されてしまうので、弾けない部分を別のパーツと考えて練習してみてください。
正直、だるいと思うんですが、指に記憶させることで速弾きはできます。
ぼくはプログレッシブメタルやメタルコアが好きなのですが、DreamTheaterやPeripheryなどのコピーで実践して効果があったので、信頼性は高いです。
速弾きじゃないけど速弾きの曲に手を出す【ゴリ押し】
これは、どういうことかというと、先ほど出てきましたがDreamTheaterやPeripheryなどのプログレッシブメタル系。
もしくはフュージョンなどのインスト系の練習をすることで、速弾きのテクニックが身につきます。
正直最初は弾けないと思うのですが、練習をしていると自分の弾けるレベルと弾けないレベルのギリギリのラインをいくフレーズが出てきたりします。
そのフレーズを練習することによって、気がついたら速弾きができるようになっていたという結果論に持っていく方法です。
一番きついですが、一番楽な方法です。
基礎練習などの速弾きフレーズを盲目的に練習しなくて良いので、モチベーションは高く保てるのですが、フレーズは難しいという感じになるので、あくまで楽しむメンタルで練習しまくるのがキモですね。
曲の好みは人それぞれだと思いますが、おすすめの曲をいくつかピックアップしておきますね。
速弾きの習得は初心者でもできる。コツさえわかれば
今回は速弾きの練習方法と弾けるようになるに当たってのアイテムやメンタル面での方法論についてお伝えしました。
練習無くしては速弾き習得はありえないのですが、コツを掴むことによって必ず速弾きはできるようになるので、頑張って練習してみてくださいね。
もし、うまく練習できないということであれば、Twitter(@seita_blog)でDMを送ってくれたら力になれると思います。
それでは、本記事があなたのギタープレイの向上に結び付くきっかけになることを願います。
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