この記事を書いた人
元楽器店スタッフでエレキギター歴15年のぼくが、上記の悩みを解決します。
本記事の内容
エレキギターとは
初心者向けエレキギターの選び方
エレキギター初心者におすすめのギターとアクセサリー
エレキギター初心者が選ぶべきではないエレキギター

これからエレキギターを始めたいと思っても、どのギターを選んだら良いか分からないですよね。
形はいっぱいあるし、弦が4本あるある似てる形のもあるし、棒が3本ついてるやつとかあるし、わからないことだらけだと思います。
そこで、今回は元楽器店スタッフという経歴と、元バンドマンでギター歴15年という経験を生かして、ギター初心者向けのギターの解説です。
楽器店では教えてくれないエレキギターの選び方を正直に公開しているので、信頼性は高いかと思います。
本記事を参考にすることで、最初のエレキギター選びで失敗しない知識が手に入ります。ぜひ最後までご覧ください。
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エレキギターとは
エレキギターとは、アンプと呼ばれるスピーカーにつないで音を出すギターのことです。
アコースティックギターやクラシックギターと違って、アンプで音を増幅することが出来るため、かなり大きな音を出すことが可能です。
また、生音に近い音からONE OK ROCKのような歪ませた音まで、音色も自在に作り込むことが出来ます。
代表的なエレキギターのタイプ
- ストラトキャスター
- レスポール
- テレキャスター
- SG
- ムスタング
- ジャガー
- ジャズマスター
- セミアコースティックギター
- フルアコースティックギター
- Vギター
初心者向けエレキギターの選び方
それでは、初心者向けエレキギターの選び方について解説します。
結論からお伝えすると、初心者がエレキギターを選ぶ際に気をつけるポイントは下記の3つに注意すればOKです。
ギターを選ぶ際の注意ポイント
- エレキギター初心者は5万円くらいのギターでOK
- エレキギター初心者はストラトタイプの形状を選ぼう
- エレキギター初心者セットはおすすめ出来ない理由
エレキギター初心者は5万円くらいのギターでOK

と思ったかもしれませんが、できれば5万円位を上限に決めたほうが良いと思います。
というのも、エレキギターは安すぎると思い描いていた理想の音が出ないことが多いからです。
1万円位のギターだった場合には作りが荒く愛着も持てないので、結果的に挫折する原因となる可能性もあります。
そのため、せっかくエレキギターを始めるのであれば、ある程度の値段で、ある程度の音が出るギターを購入しましょう。
そのほうが、挫折すること無く楽しんでギターを続けることが出来ます。
エレキギター初心者はストラトタイプの形状を選ぼう
エレキギター初心者が最初に選ぶべきギターのタイプは『ストラトキャスタータイプ』のギターを選びましょう。
例えば、ストラトと比較されやすいギターでレスポールタイプがありますが、最初は選ばないほうが良いです。
なぜかというと、ストラトキャスタータイプのギターのほうが、エレキギターの上達に欠かせない正しい姿勢をキープすることが出来るからです。
レスポールやSGを選んでしまうと猫背になりがちで、本来演奏できるはずなのに姿勢が原因で弾けないという事態になってしまいます。
そのため、ストラトキャスタータイプのギターを選んで、挫折する原因を極限まで下げましょう。
エレキギター初心者セットはおすすめ出来ない理由
エレキギター初心者の時に楽器店で勧められる『初心者セット』ですが、正直おすすめできません。
理由としては、セット内容の中に必要ないものまで含まれていて、値段が高いからです。
エレキギター初心者に必要なもの
- エレキギター本体
- アンプ
- ピック
- シールド
- バンドスコア
- 教則本1冊
基本この6つがあれば十分練習する環境は整います。
そのため、ネットでも楽器店でも同じことが言えますが、初心者セットを購入するのはやめましょう。
エレキギター初心者が安いギターを購入するデメリットに関しては安いギターを買う前の注意ポイントとは?元楽器店スタッフが解説!をご覧ください。
安いギターを買う前の注意ポイントとは?元楽器店スタッフが解説!
このような悩みにお答えする記事となっています。 ぼくは元楽器店スタッフで、沢山の方にギターやベースなどの楽器を販売してきました。 ...
エレキギター初心者におすすめのギターとアクセサリー
それでは、エレキギター初心者が選ぶべきギターのタイプは『ストラトキャスタータイプ』ということが分かりました。
次に、エレキギター初心者が成長しやすいエレキギターについて解説します。
エレキギター初心者向けのギター
エレキギター初心者向けのギターとしては、下記の中から選んでおけば間違いないです。
1位:YAMAHA - PACIFICA
YAMAHAからリリースされているPACIFICAは、エレキギター初心者にとって一番理想な形状をしています。
ストラトキャスタータイプでありながら、リアピックアップがハムバッカーになっているため、楽曲のジャンルを選ばずコピーすることが可能です。

2位:Squier by Fender - Classic Vibe 50s
Squierは世界を代表するFenderの関連会社で、エレキギター初心者が選ぶギターとして無難中の無難です。
値段も安く一定数の品質もあるので、長期間に渡って使っていけるエレキギターとなっています。
ジャンルとしては、ポップスやロックなどが演奏できるギターとなっているため、弾きたい曲を弾きやすいギターです。
3位:PRS - Custom24 SE
PRSのCustom24 SEはハムバッカーが2発搭載されているギターです。
音楽のジャンルとしては、ONE OK ROCKやSiMなどのハード系ロックに向いています。
値段としては5万円をオーバーしていますが、同じ値段帯のギターと比べて弾きやすく、音も質が高いです。
そのため、ワンランク上のギターを使って最速でレベルアップしたい場合には、PRSを購入しましょう。
アクセサリーは必要最低限でOK
エレキギター初心者が購入するアクセサリーは、必要最低限でOKです。
先ほども紹介しましたが、アンプやシールド、ピックなどがあればOK。
立って弾くためのストラップなどは必要になった時に購入すればOKなので、次に紹介する『SEITALITYが厳選するギターとアクセサリー』を参考に、エレキギターを始める準備をしましょう。
SEITALITYが厳選するギターとアクセサリー
それでは、当ブログSEITALITYの運営者であるぼくが厳選したギターとアクセサリーを紹介します。
エレキギター本体
エレキギター初心者にはYAMAHAのPACIFICAがおすすめです。
というのも、専門的な話になってしまいますが、ピックアップがSSH配置になっているからですね。
SSH配置というのは、シングルコイルピックアップ2本とハムバッカーピックアップが1本で構成されている状態のことを言います。
メリットとしては、『ヨルシカ』や『ずっと真夜中でいいのに。』のようなおしゃれロックから、SiMなどのラウドロックまでカバーすることができることです。
ストラトキャスターでも弾けないことはないのですが、ラウドロックを弾くには向いていないません。
そのため、エレキギター知識が少ないエレキギター初心者の時には、SSH配置で値段の安いPACIFICAがおすすめです。
アンプ
アンプはBOSSのKATANA MINIがおすすめです。
なぜかというと、机の上にも置けるくらいのサイズで場所を取らず、ヘッドホンも繋げられるので練習環境にとらわれず練習できるからですね。
マンションやアパートに住んでいて満足に音を出して練習ができない環境の人もいると思いますが、このアンプがあれば全ての悩みが解決します。
音源も一緒に流しつつ、生音から歪んだ音まで出すことができるので、満足のいく音で練習することが可能になります。
ピック
ピックは色々な意見があると思いますが、今までの経験で行くとJazz IIIがもっとも弾きやすいピックです。
ピックには色々な形状がありますが、Jazz IIIは小回りが効きやすく指先の動きがダイレクトに伝わるので、エレキギター初心者でもピッキングコントロールがしやすい作りになっています。
逆に選ぶべきではないピックは大きな三角形のピックです。
ピック自体が大きく、指先に弦が当たった感覚を掴みづらくなります。
そのため、Jazz IIIでギターを弾くことに慣れてから、他のピックに挑戦してみることにしましょう。
シールド
エレキギターとアンプをつなぐために『シールド』と呼ばれるコードが必要になります。
このシールドもピンキリなのですが、最初に選ぶシールドはCANAREのG03でOKです。
少し高音が出やすいという音の特徴はあるものの、頑丈で壊れにくい特徴があるので長く使うことができます。
シールドを短いスパンで変えてしまうと、音作りの基準が定まらない危険性があるので、CANAREを長く使って音作りの基準を早めに作ってしまいましょう。
教則本1冊
エレキギター初心者が購入する教則本は1冊だけあれば大丈夫です。
なぜかというと、教則本を何冊も買って練習するよりも、曲をコピーして弾けるようになった方が上達スピードが早いからですね。
エレキギター初心者が陥りがちなのは、教則本を何冊も購入して曲のコピーを一向にせず成長しないということがよくあるので、注意しましょう。
エレキギター初心者が教則本を使って、どのように成長するかはエレキギター初心者の教則本は1冊あればOK【10冊買っても成長しない】をご覧ください。
エレキギター初心者が選ぶべきではないエレキギター
ここまでの内容でエレキギター初心者が選ぶべきエレキギターや関連商品について知ることができました。
続いて、本記事中で少し触れましたが、エレキギター初心者が選ぶべきではないギターについて深掘りしておこうと思います。
エレキギター選びをミスると挫折の原因にもなるため、ぜひ読み進めてもらえたら嬉しいです。
レスポールタイプは避けるべき理由
まず最初のギターはレスポールタイプのギターです。
レスポールはシングルカッタウェイという形状をしていまして、ツノが1本しかない形状のギターとなっています。
なぜレスポールを選ぶべきではないのかというと、演奏する時に前かがみになってしまいがちで、エレキギター初心者にとって弾きづらい体勢になってしまうからです。
エレキギター初心者は姿勢が悪いと成長の妨げになることが多いため、レスポールタイプのギターは選ばないようにしましょう。
SGタイプは避けるべき理由
次にSGタイプのギターです。
なぜSGタイプを選んではいけないのかというと、ボディよりもネックが重たい特徴があるため、ヘッド落ちという現象が起きるからですね。
ヘッド落ちをさらに詳しく解説すると、座ってギターを構えた時にヘッドが落ちるので、左手でネックを支えつつ練習をしなければいけないという現象がおきます。
これがまた弾きづらくて、普通に弾くのもままならないエレキギター初心者にとっては、SGタイプのギターは挫折の原因になるといっても過言ではありません。
そのため、憧れがあったとしてもSGタイプのギターは選ばないようにしましょう。
激安ギターは挫折の原因になる理由
最後に激安エレキギターです。
例えば、激安のエレキギターで代表的なのはハードオフなどで3,000円くらいで売っているギターなどのことですが、主に初心者セットのギターです。
メーカーについては伏せますが、中古楽器屋さんに多く並んでいるということは、値段こそ安いものの弾きづらく挫折した人が多いという表れになります。
そのため、エレキギターが弾けるようになるという目標があるのであれば、初心者セットのギターは買わずに有名なメーカーのギターを購入するようにしましょう。
エレキギター初心者が挫折しないためには最初のギター選びが肝心
ここまでの内容で、エレキギター初心者が最初に選ぶエレキギターについて知ることができました。
楽器店やネットショップの初心者のスタートアップページを見ていると、売り上げを優先したエレキギター紹介があります。
しかし、それはあなたのことを考えたおすすめではなく、販売側のおすすめを提案となります。
そのおすすめによって挫折してしまう人を少しでも減らせるようにという気持ちを込めて、この記事を作成しました。
そのため、本記事を参考にエレキギターを初めて、スムーズに上達できたという人が増えることを心から願っています。