こんな疑問にお答えしたいと思います。

今回はギターアンプの選び方について解説したいと思います。
ギターアンプは、ギターの音を十二分にアウトプットするのに大切なアイテムです。
アンプの好みは人それぞれ違いますが、アンプを選ぶときの注目する点は同じなので、そういった点について解説します。
元楽器店スタッフの経験を活かし、あなたに合ったアンプをお伝えできたら嬉しいです。
本記事の内容
- ギターアンプの選び方
- エレキギタータイプ別の音を知ろう
- エレキギターで音作りをするときの基本
本記事の筆者
ギター歴15年。楽器スタッフとして勤務し、ギター初心者を指南していた経験あり。エレキギター・エレキベース・エフェクター等のアドバイスで年間1,600万円の売上を達成した実績もあります。
ギターアンプの選び方!アンプの買い方を徹底指南!
ギターアンプは主に2種類のアンプに分類されます。
- コンボアンプ
- スタックアンプ
基本的にはコンボアンプは自宅で使用する機会が多いアンプで、スタックアンプはライブハウスやスタジオに設置されている大きなアンプです。
スタックアンプはMステなどの音楽番組や、プロのライブ映像なんかを見ていると後側にある大きなアンプですね。
まずは家庭用アンプのコンボアンプから見ていってみましょう。
コンボアンプ【家庭向け】
コンボアンプは1Wから100Wの大出力に対応しているアンプまで種類が豊富に揃っています。
一応『家庭向け』と記載したのは、自宅でスタックアンプを鳴らすのは現実的ではないので、自宅で使用するようのアンプの位置づけとして記載しました。
コンボアンプを自宅で使用するとしたら、1~30Wくらいのアンプを選ぶと良いと思います。
30Wフルの出力で音を出すとそれなりに音量がでかくなって近所迷惑になってしまうので、ここらへんが限界です。
スタックアンプ【ライブ向け】
スタックアンプは標準的な出力として、50W~150Wのものが一般的です。
メーカーで有名なところでいうとこのようなメーカーがあります。
スタックアンプメーカー
- Marshall
- Mesa Boogie
- Diezel
- Fender
- Hughes&Kettner
- Orange
- Peavey
どれも音のキャラクターが違うアンプで、ルックスも違ってきます。
オールマイティに使用するならMarshall、メタルやハードロックで使用するならMesa Boogie、クリーントーンに重きを置きたい場合はHughes&Kettnerなど、使う人がどんなところにポイントを絞ってギターを弾きたいかで選ぶアンプは変わってきます。
ギターアンプを購入するときの注意点
ギターアンプを購入するときには、『ギターアンプ』を購入しましょう。
アンプの種類には、先ほどお伝えしたコンボアンプとスタックアンプの他にも、『エレキベース用のアンプ』があります。
間違ってベース用のアンプを購入してしまうと、エレキギターを歪ませた気持ちの良い音は出せず、4・5・6弦の低音を重視したクリーントーンが出てしまうので十分注意することが必要です。
ギターアンプで使いやすいコンボアンプとスタックアンプは?
次から紹介するコンボアンプとヘッドアンプは音作りの幅が広く取ることが出来て、比較的柔軟に音作りが出来るアンプをチョイスしました。

という場合は、こちらから選んでいただければ間違いないでしょう。
家庭用ギターアンプではコンボアンプ
主に自宅で使用するのに適したアンプはこちらです。
- Marshall MG30FX
- BOSS KATANA-50
- YAMAHA THR5 V.2
Marshall MG30FX
Marshall MG30FXは、最大出力30Wのコンボアンプです。
王道アンプメーカーのMarshallとあって音作りもしやすく、『エレキギターの音』の代表的な音を体感できます。
BOSS KATANA-50
BOSS KATANA-50はエフェクターメーカーBOSSがリリースしたデジタルアンプです。
真空管アンプではないので、メンテナンスもしやすく長期間使用できるところが良いところですね。
ワット数切り替えも、0.5W・25W・50Wで切り替えができる柔軟性を持っていて、エフェクターも内蔵されているので音作りにも困ることがなくなるでしょう。
YAMAHA THR10 II
YAMAHA THR10 IIはYAMAHAからリリースされているアンプです。
チューブアンプ(真空管アンプ)の音を忠実に再現したアンプで、価格に見合わず心地の良い音を出してくれます。
こちらのTHR10も内蔵エフェクターが入っていて、各演奏ジャンルに合わせた音作りをすることが可能です。
本格的な音を求めるならスタックアンプ
スタックアンプはヘッドアンプとも言われる、ギタリストにとって憧れのアンプです。
Marshall JVM210H
Marshall JVM 210Hはポップスからメタルまで幅広くカバーできるヘッドアンプです。
Marshallの王道スタックアンプは従来だとJCM800、JCM900、JCM2000といった感じでしたが、いい感じにブレンドされた印象を持ちました。
おそらく現段階のヘッドアンプの中で一番音作りに柔軟なアンプではないかなと思います。
Mesa Boogie Dual Rectifier Head
Mesa Boogie Dual Rectifier Headは、Marshallと同じく人気のあるスタックアンプメーカーです。
Rectifierシリーズは通称『レクチ』と言われ、しっかりとした中音と低音が特徴となるアンプで、多くのギタリストに指示されています。
使用ジャンルとしては、メタル系の重低音を好むギタリストが使用する傾向にあるのですが、JAZZギタリストのリー・リトナーが使用していることもあって、他ジャンルに対応できるアンプであることは間違いないと言えるでしょう。
(※リー・リトナーはラリー・カールトンと並ぶJAZZギタリスト界で代表的な方です。)
Orange Rockerverb 100 MK III Head
Orange Rockerverb 100 MK III Headは、見た目・サウンドともに差別化をしたい人向けのスタックアンプです。
イコライザー等も見てみると分かるのですが、通常の表示と異なりイラスト表記となっています。
しかし、このアンプの良いところは、クリーンはそのギターの持ち味をしっかりと出してくれるきれいな音を出してくれて、歪みではメタルコアなどでも使用できるほどのハイゲインも再現できるところです。
Orangeはキャビネットの評価も高く、モダン(現代的)なサウンドを手に入れられることは間違いないでしょう。
ギターアンプはギターサウンドの要
ギターアンプはギターの音を作る核となる大切なものです。
ギターをいくら高価なものを使用していたとしても、アンプが原因で十二分に良い音を出せないなんて言う話はよくある話なんです。
ギター同様高ければそれだけ良いというものではないので、あなたがどのような音を出したいかにフォーカスしてアンプを決めると良いと思います。
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