本記事は、このような悩みに助力できるような内容となっています。
プログラミングを始めてみようと思っていても、本だけで本当に上達できるのか正直不安ですよね。
無駄な時間を過ごしてしまうのは極力避けつつ、確実にレベルアップしたいという願望もあるはず。
今回は、ぼくがプログラミング言語の学習をコンスタントにこなし、尚且つ着実に言語知識とコーディングが身に付いていると実感した書籍・独学法・独学の注意点を紹介したいと思います。
プログラミング学習にオススメの本
まずは、タイトルにもあるようにプログラミング学習の本でオススメな本を紹介したいと思います。
- HTML/CSS
- PHP
- jQuery
これらの、プログラミング初学者であっても馴染みやすい言語の本紹介になりますので、参考にしてみてください。
ちなみにぼくは今回紹介する本を実際に使用してみて、学習に詰まること無く着実にスキルを身につけられているので、実用性は間違いないかなと思います。
HTML/CSS学習にオススメの書籍
こちらの書籍では、サイトの基本的な土台になるHTMLと、HTMLで作成した土台にデザイン要素を加えるCSSと呼ばれるコードの教科書になります。
教科書とはいいつつも、実際に書き込むコードがしっかりと記述されていて、全ページカラーで印刷されています。
白黒の技術書と比べると優しく解説も書かれているので、初心者でも読み進めながらコーディングすることが可能です。
最終的にHTMLとCSSでサイトを作成するところまで覚えることができるので、HTMLとCSSとの基本から応用となる部分まで学ぶことができます。
PHP学習にオススメの書籍
PHPの書籍でオススメなのは、下記の2冊です。
- よくわかるPHPの教科書
- スラスラわかるPHP
よくわかるPHPの教科書
PHPの教科書としては、超がつく有名書籍です。
恐らくPHPを学ぼうと考える人は、ほぼほぼこの書籍を購入する傾向にあると思います。
内容としては、PHPとSQL(データベース)を操作できるようになるために、必要なコーディングの方法や知識が記載。
最終的にはTwitter風の掲示板を作成するという目標に向かって、PHPとSQLを理解できる構成となっています。
PHPの制作物としてイメージしやすい、会員登録機能やログイン機能・投稿と返信の機能などを作成することができるようになるので、初歩からPHPとSQLを学べて、PHPをある程度まで扱えるレベルになるまで本が導いてくれるでしょう。
スラスラわかるPHP
こちらは基本的に、青と黒が基調となっている書籍となっていて、先程紹介した『よくわかるPHPの教科書』と比べて、文量が多いです。
実際に読んで手を動かしてみた感想としては、PHPを動作させるためのコードが項目ごとに答えが書いているので、頭を抱えること無く覚えられるといった感じですね。
また、最終目標としてはBBS掲示板を作成するというところを目標にPHPをコーディングしていく流れとなっていて、目標となる制作物は『よくわかるPHPの教科書』と似ています。
『スラスラわかるPHP』の感覚としては、初心者すぎず難しすぎず、詳しくPHPについて書かれている入門者用の書籍で勉強したいという人向けかなぁという感じなので、もしどちらが自分に向いているかわからないという場合は『よくわかるPHPの教科書』が無難だと思います。
jQuery学習にオススメの書籍
jQueryの書籍でオススメなのは、下記の2冊です。
- jQuery 最高の教科書
- jQuery デザイン入門
ちなみに、なぜJavaScriptではなくjQueryなのかというと、使用する際の構文がJavaScriptと比べて理解しやすいという点と、多くのコードを書かなくても良いという点です。
また、JavaScriptよりもjQueryのほうが現場で多く使用されるという話を現役のプログラマーからヒアリングしたり、運営しているブログなどで拝見する機会が多かったので、jQueryをチョイスしました。
jQuery 最高の教科書
恐らく、jQueryの教本としてはこの本1冊で良いんじゃないかなと思います。
使用されるjQueryのコードでどのような動きが行われているのかというイメージを図にして表現してくれているので、手を動かしながら頭の中でイメージしながら理解を深めることが可能です。
また、ぼくが理解するまでに時間がかかった『this』という変数があるのですが、これでもかというほどわかりやすくサンプルコードを交えて解説してくれているので、かなり助かりました。
PHPでも『this』は使用するので、jQueryの書籍からPHPで使用できる知識を違った見方で吸収できるのは結構嬉しかったです。
jQuery デザイン入門
こちらもドーナツ本と呼ばれている、名書ですね。
jQueryデザイン入門は、jQueryの入門書籍に特化しているというよりかは、いかに効率的にjQueryを学んでユーザーの使いやすいデザインを構築できるか、という部分にフォーカスした書籍となっています。
そのため、基礎をしっかり固めてひとつずつ理解したいという場合は、『jQuery最高の教科書』。
効率よくユーザーの使いやすいサイトを作りたいという場合は、『jQueryデザイン入門』が良いかと思います。
ちなみに、ぼくは両方同時に購入して、必要となる知識を両書から参考にしています。
知識の取得に困らない環境なので、なかなかに快適です。
プログラミングの勉強は書籍+オンラインがオススメ
ここまで、ぼくが購入した本を紹介してきましたが、実は本だけでプログラミング言語の理解をしようとしても正直難しいかもしれません。
なぜなら、本を読むことに慣れていない人の場合は途中でやめてしまう可能性が高いからです。
そのため、書籍の学習とあわせてプログラミング学習のオンラインサービスを使用すると、更に理解度が深まって挫折しそうになる状況を打破できると思います。
ぼくも最初はオンライン学習サービスからのスタートでした。
プログラミングの学習方法①:Progate
Progateはプログラミング言語の初歩から実用までを学習できるオンライン学習サービスです。
無料の範囲ではプログラミング学習の基礎を学ぶことが出来て、月額980円の有料会員になると、ここまで学んできた基礎を応用して実務的な使用方法にシフトすることが出来ます。
有料コースの値段と学習利益の価値を天秤に乗せると圧倒的に安い価格設定となっているので、更に効率を求めたい場合は、有料会員に登録して一気にプログラミング言語の理解を深めていくと良いと思います。
プログラミングの学習方法②:ドットインストール
ドットインストールもプログラミング言語の初歩から実用までを学習できるオンライン学習サービスです。
Progateとの違いは、ドットインストールは動画と音声で実際にコーディングする際の注意点や解説を聞きながら学習できるという点です。
Progateはスライドショー式の説明が先にあって、その説明を理解した後に実際にコーディングして答え合わせをするという構成になっています。
これは好みが分かれると思うので、Progateとドットインストールの無料会員内で閲覧できるコンテンツを見てみて、自分の肌感に合いそうだなと思う方を選ぶのが良いと思います。
ちなみに最初は両サイトともHTMLから学習し始めることをオススメで、理由としてはWebページの土台となるマークアップ言語になるからです。
プログラミングの学習方法③:Udemy
UdemyはYouTubeの広告なんかで見たことがあるかもしれませんね。
実はオンラインスクールの事は書きたくなかったのですが、念の為オンラインスクールで学習したい人ように書こうと思いました。
プログラミングの情報系ブログに足を運んだら、必ずと言っていいほどオンラインスクールの学習がオススメと決め打ちのように書かれているので、なるべく避けたかったのですがオンラインスクールだとUdemyがオススメです。
理由としては、通常数万円する動画講座がセールで1/10ほどの値段に下がっていたりして、かなり格安な値段で高品質な学習コンテンツを購入することができるからです。
とはいっても、ぼくはまだオンラインスクールには手を出していないのですが、『よくわかるPHPの教科書』の著者「たにぐちまこと」さんもUdemyの学習をオススメしていたことや、様々なプログラミング学習ブログでも紹介されている頻度がかなり高いスクールになるので、信頼性は高いものと判断して良いかと思います。
Udemy
プログラミングを独学する際の注意点
それでは、ここまでプログラミング学習にオススメの書籍とオンライン学習サービスについて紹介してきました。
続いては、ぼくがプログラミングを独学する際に注意しなければいけないポイントだなと思った点を解説していきたいと思います。
主な注意点はこちらです。
- 最初からすごいものは作れない
- プログラミングを学習する目的を定める
- 実装意味のあるコードを書く
最初からすごいものは作れない
これは、料理に例えるとわかりやすいのです。
あなたが料理初心者だったとして、1人でコース料理を一通り作ると考えると、ほぼ不可能だと思います。
厳密には100%不可能というわけでは無いと思いますが、時間がかって効率的ではないですよね。
作った端から料理が冷めてしまいます。
これと同じで、最初からすごいものは作成できないのが普通なので、まずは自分がプログラミング言語学習用のデモサイトをローカル環境で作成するのが良いと思います。
なぜデモサイトを作るのか
目的と手段を間違えると行動軸がブレるっていう記事を先月かな?書いたんだけど、これプログラミングでも同じように感じています。
なんとなく言語を学ぶより、bootstrapで作ったサイトに機能を追加しなくちゃいけないから学ぶ
こうすると目的がはっきりするので、落とし込み具合も変わってきます🙌
— セイタ@SEOブロガー (@seita_blog) 2019年7月2日
目的と手段を間違えると行動軸がブレるっていう記事を先月かな?書いたんだけど、これプログラミングでも同じように感じています。
なんとなく言語を学ぶより、bootstrapで作ったサイトに機能を追加しなくちゃいけないから学ぶ
こうすると目的がはっきりするので、落とし込み具合も変わってきます
答えは、実際にデモサイトを作成することによって、実装したい機能のイメージが湧きやすくなるからですね。
先程PHPの書籍紹介の際に出てきた、ログイン機能や会員登録機能はWebアプリ制作で必須になってきますし、ポップアップで表示させるログインウィンドウ(モーダルといいます)を作成するのにjQueryが必要になってきます。
このように、実際に自分が必要だと感じたものを作成することで、自分の理解に落とし込める深さがかなり変わってきます。
そうすると必然的にプログラミング言語の理解が深まり、徐々にスキルアップすることが可能です。
プログラミングを学習する目的を定める
これは当然なことのように感じるのですが、ぼくはプログラミング言語を学習し始めた当初目的が全くありませんでした。
何か理由となるものがあるかといえば、過去にプログラマーになることを学校に行けなかったという理由で諦めてしまっていたのが、最近独学でもプログラマーになることができるという事実を知ったから勉強してみよう思ったのが理由になりますかね。
と思われる人もいるかも知れませんが、実際にプログラミングの勉強に興味を持って始めた人は、どうやって勉強をしたら良いか、何を作成したら良いか迷ってしまっている人が多いと思います。
なぜ、迷いが生まれてしまうのか
なぜ迷うかは明確で、プログラミングでどんな物を作りたいかのイメージが出来ていないからです。
ぼくは、当ブログで悩み解決のHow to記事を多く書いていますが、Webアプリでも困った人を助けることができるアプリを作成したいと思っています。
そのWebアプリを作成するための学習資料として先程紹介した書籍たちを全て購入しましたし、実際に制作するWebアプリを作成するコンセプトは出来ているので、後は制作するのみの段階になっています。
このように、何を作成したいかの目的を定めることで、プログラミング学習を独学する上で自分の目的を見失わずに真っ直ぐ学習を進めることが出来ます。
実装意味のあるコードを書く
先程、プログラミング用のデモサイトを作成するとお伝えしましたが、意味のあるオブジェクトを作成しないと、本当にこれを作成して意味があるのかという疑問が先行してしまって全く頭の中に入ってこなくなってしまいます。
こちらについては、『プログラミングを独学するのに最適な学習方法を実体験をもとに紹介!』で詳しく解説しているので、あわせて見てもらえると理解が深まるかと思います。
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プログラミングを独学するのに最適な学習方法を実体験をもとに紹介!
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書籍だけでは難しいけど、他のサービスと組み合わせると捗る
書籍だけだと、プログラミングの独学は難しいと思います。
一つの言語だけを学習するというのであれば時間を欠けても問題ないかと思うのですが、実際にWebサイトやWebアプリを制作するのにあたってHTML/CSSはもちろん、データベースとのデータのやり取りを行うPHP/SQL、サイトに訪問したユーザーの使いやすいデザインや動きを付加するjQueryなど、様々な言語が合わさって使いやすいサイトやアプリが完成します。
そのため、ひとつの言語に固執して学習してしまうことは挫折の原因となってしまう可能性が高いので、本記事で紹介したオンライン学習サービスとあわせて学習するのがベターではないかというのが、ぼくの考えです。
独学で転職するなら、オンラインスクールが効率的かも
独学で転職するなら、時短という意味も含めてオンラインスクール一択になってくると思います。
先程、オンラインスクールをまだ実際に使用していないという衝撃発言をしましたが、実はこれには理由があって、独学でどれほどの領域まで短期間で学習できるのかというテストをしてみたかったんです。
ぼくも、Web制作会社に転職を希望しているものなので、いずれ数ヶ月の間にはオンラインスクールに手を出そうと思っています。
その際には、オンラインスクール利用レビューなる記事を書こうと思っているので、ブログを更新した際には是非読んでもらえたら嬉しいです。
独学は結構大変だけど、独学だからこそ見えてくるものもある
プログラミングの独学ってけっこう大変ですよね。
人それぞれ学習方法が違いますし、『学習しやすい方法を知りたかったのに最終的にはオンラインスクールの紹介かい』ってなることが結構あります(笑)。
ぼくは独学だからこそ、自分なりの学習方法を見つけることができたときには成長速度が爆速に上がると思っていて、そのいい例がプログラミング学習用のデモサイト作成です。
デモサイトを作成して、この機能を付けたほうが良いというリストに沿って学習するというサイトは多くあると思いますが、bootstrapでデモサイトを作成してフレームワークの知識を深めつつ、自分の頭で考えて必要な機能を足していくという工程を説いたのはぼくが初めてだと思います。
こういった方法を周りのプログラミング初学者仲間にTwitterなどでシェアすることで、横のつながりも生まれやすくなるため、プログラミングの独学は大変ですが、やりがいのある勉強方法だなと感じる今日このごろです。
是非、本記事を参考にして、書籍・オンライン学習サービスを利用しつつ、独学の注意点を留意しながら独学でプログラマーになれるように頑張ってみてください。
\ 今回紹介した書籍まとめ /