ブラックハットSEOとホワイトハットSEOという言葉をよく聞きますが、どのようなものなのか知っていますか?
ブラックハットSEOと聞くと違法的なイメージ、ホワイトハットSEOと聞くと純粋潔白なイメージではないでしょうか。
本記事では、SEOの基礎知識として抑えておきたい、ブラックハットSEOとホワイトハットSEOについて解説したいと思います。
ブログやサイトを運営していくために必要なSEO知識になるので、この機会にしっかりと覚えておきましょう。
この記事から得られること
- ブラックハットSEOについて知ることができます。
- ホワイトハットSEOについて知ることができます。
- 正しいSEO知識でブログが運営できるようになります。
ブラックハットSEO・ホワイトSEOとは?
それでは、ブラックハットSEOとホワイトハットSEOについて解説していきます。
違いとしては明確で、基本的にGoogleが出しているウェブマスター向けガイドラインに沿った内容でサイトを運営しているかどうかが分かれ目になります。
まずは、ウェブマスター向けガイドラインの内容に沿った内容とはどんなものなのか。
ホワイトハットSEOからお伝えしていきましょう。
ホワイトハットSEOとは
ホワイトハットSEOとは、ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に沿ったコンテンツを作ることを指します。
ホワイトハットSEOを実践する上で必要となる、Googleの品質に関する基本方針は下記のように定められています。
基本方針
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーをだますようなことをしない。
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
- どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
ホワイトハットSEOを意識したコンテンツづくりのコツは?
ぼくの感覚で行くとホワイトハットSEOを意識したコンテンツづくりのコツは、誠実に自分のコンテンツを運営していくことだと思っています。
かといって堅い文章で記事コンテンツを作るのではなく、ブログを利用してくれているユーザーに対して誠意を持ったコンテンツ作成をする事が重要です。
ぼくがウェブマスター向けガイドラインの基本方針から学ぶコンテンツ作成の解釈は下記のように考えています。
ホワイトハットSEOの意識
- 自分の利益のみを考えたコンテンツを作らない
- 記事から読者に対して解決策を提案すること
- 不正な誘導好意をしない
- 不正な方法を使用して検索順位をあげようとしない
- 自分のサイトが他のサイトと違った魅力を出せるようにする
- サイト自体の利便性を上げる(ページスピード等)
- コンテンツの見やすさを意識した文字サイズ等の配慮
ブラックハットSEOとは
ブラックハットSEOとは、Googleのウェブマスター向けガイドラインに反したSEO手法で、Googleのウェブ検索ランキングを決定するアルゴリズムの穴を突き、不正に検索順位を上げるための方法です。
前項で"ホワイトハットSEOの意識"の中で紹介した、『不正な方法を使用して検索順位をあげようとしない』がこのブラックハットSEOにあたります。
ブラックハットSEOに関しては後述しますが、サテライトサイトなどを作成して被リンクを獲得する方法がありますが、この方法は上位表示を意図した悪意のない被リンクであればブラックハットSEOではなく単純に被リンクになるので、グレー的なブラックハットSEOも存在します。
ウェブマスター向けガイドラインの中で『具体的なガイドライン』という項目がありますが、その中に記載されている方法を基本的に使用しなければ、ブラックハットSEOにひっかかりペナルティを受けづらいというわけではなく、非公開でGoogleが対策を打っている可能性もあるので、ペナルティを受けないためにも誠心誠意コンテンツを作成するようにしましょう。
ブラックハットSEOの過去例① 自演リンク・購入被リンク
最近Twitterのタイムラインなどで見かけたのですが、被リンクを購入できるという宣伝ツイートがありました。
内心『まだ有料リンクを販売している業者がいるんだなぁ』と思ったのですが、有料被リンクの購入が自分のサイトにとって不利益になることだと知らないブログ初心者やサイト運営初心者はうまい話として乗ってしまうんだろうなと・・・。
自演リンクで関連性のない大量のサテライトサイトから被リンクを送ることは、逆効果になる可能性があります。
あなたが作成しているコンテンツが関連性のあるもので被リンクを送るのは問題ないかと思いますが、機会的に被リンクを大量に送ればサイトの信頼性が上がって、気楽にウェブ検索ランキングで上位表示出来ると思うことは止めましょう。
ブラックハットSEOの過去例② 相互リンクで被リンク稼ぎ
これも、王道的なブラックハットSEOです。
一昔前は相互リンクでリンクを獲得することで、サイトの権威性を上昇させることができていたようなのですが、現在では今ではほとんど効果がないと言われています。
また、自然な被リンクではなく作為的な被リンクになるので、ガイドラインとしても違反しているため、相互リンクは行わないほうが良いでしょう。
ブラックハットSEOの過去例③ コメント周りによるバックリンク
これは、未だにあります。
僕のブログは人気ブログランキングに参加しているのですが、その人気ブログランキングに参加しているとコメントがちらほらきます。
正当に記事に対してコメントをしていただけるブロガーさんもいるのですが、コメントを通算5回以上してくれているのにもかかわらず『はじめまして』が付いていたりしていて機会的なコメントが来るときもあります。
恐らく、未だにコメント周りによって被リンク効果があると思っているのだと思うのですが、サーチコンソールでも確認するとリンクの扱いが『nofollow』扱いになっているので、無意味な作業です。
ブログへ足を運ばせるといった意味ではPV数稼ぎにはなると思いますが、それよりだったら1記事でも上位表示を狙った記事を作成したほうが効果は大きいと思います。
ブラックハットSEOの過去例④ 隠しテキストによるキーワード増量
隠しテキストは普段あまり聞きませんが、効果がある手法だったんだなと思える手法です。
方法は簡単で、この記事だったら◯◯という文字の色を白にして隠し、キーワードを存分に盛り込ませるという方法になります。
しかし、この方法はテキストを入力するだけ行間が開くことになるので、コンテンツに不自然な空白が生まれ違和感のある記事になります。
また、記事の内容をコピーして検索を行いたいときなどに、記事の内容をドラッグして反転表示にした段階で隠しテキストがあれば、その段階で隠しテキストがバレてしまうので、とても怪しい印象を持たれることになるでしょう。
ブラックハットSEOは使用せず、堅実なサイト運営を
ぼくは、現在でもガイドラインの中に記載されていない抜け穴的なブラックハットSEOは存在していると思います。
しかし、今回紹介したブラックハットSEOの事例を見る限り、抜け穴を使ってサイト評価を擬似的に上げるブラックハットSEOは時間がかかることがわかりますよね。
ブラックハットSEOを使用せず、Googleのウェブマスター向けガイドラインに沿ったホワイトハットSEOでサイトを運営していったほうが堅実的で確実なサイト評価を獲得することができます。
ずる賢い手法は使わずに、ブログやサイトの訪問者と正面から向き合ったサイト運営をしていきましょう。
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