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元楽器店スタッフでギター歴15年のぼくが、上記の悩みを解決します。
本記事の内容
audio-technica AT2020をレビュー
audio-technica AT2020を使うメリット
audio-technica AT2020のデメリット
audio-technica AT2020を使ってみた感想
audio-technica AT2020はコスパ神のコンデンサーマイクだった
先日初めてのコンデンサーマイクとしてaudio-technica AT2020を購入しました。
値段も安く、購入しやすいコンデンサーマイクですが、音質は大丈夫なのか等が気になるところですよね。
そこで、今回はaudio-technica AT2020のレビューをしたいと思います。
元楽器店スタッフ・元バンドマンの経験からのレビューなので、信頼度は高いはず。
本記事を参考にすることで、audio-technica AT2020の音質や購入時の注意点などをチェックすることができます。
ぜひ最後までご覧ください。
audio-technica AT2020をレビュー
それでは、audio-technica AT2020のレビューをしていきましょう。
audio-technica AT2020のレビュー項目
audio-technica AT2020のスペック
audio-technica AT2020の外観
audio-technica AT2020の付属品
audio-technica AT2020のスペック
まず最初にaudio-technica AT2020のスペックについてチェックしていきましょう。
audio-technica AT2020のスペック
特徴 | |
方式 | バックエレクトレットコンデンサー型 |
指向特性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20~20,000Hz |
感度 (0dB=1V/1Pa、1kHz) | −37dB |
最大入力音圧レベル (1kHz THD1%) | 144dB S.P.L. |
SN比(1kHz、1Pa) | 71dB以上 |
出力インピーダンス | 100Ω平衡 |
電源 | ファントムDC48V |
消費電流 | 2mA |
質量 | 345g |
なにやら難しい専門用語がたくさん並んでいますが、マイクで電源が別途必要になるということだけ、この表から覚えておけばOKです。
コンデンサーマイクは『ファントム電源』という電源から電力を供給しないと使うことができません。
そのため、ミキサー等につなぐ際にはファントム電源が供給できるミキサー かどうかチェックするようにしましょう。
audio-technica AT2020と一緒に購入したいミキサー&オーディオインターフェイス
audio-technica AT2020を使用するためには、先ほどもお伝えした通りでミキサーかオーディオインターフェイスが必要です。
ファントム電源に対応していないミキサーやオーディオインターフェイスを購入してしまうとお金の無駄になってしまうため、これから紹介する商品をあわせて購入しましょう。
YAMAHA AG03
YouTuberやゲーム実況者が使用していることで有名なYAMAHA AG03。
歌ってみたや弾いてみた、配信などで使用できる多機能なコンパクトミキサーです。
2020年7月現在コロナウィルスの影響かAG03の供給が間に合わず、品薄の状況になってしまっています。
また、在庫があっても2020年7月の段階でAmazonの価格をチェックしてみると39,800円でした。
そのため、しばらくの間はYAMAHA AG03を購入するのは割高となりそうです。
Steinberg UR22mkII
DTM(デスクトップミュージック)ソフトで有名なCubaseを制作している、SteinbergのUR22mkIIです。
値段としては低価格帯で購入しやすいオーディオインターフェイスとなっていて、DTM初心者が一番最初に使うことが多いものになります。
また、無料DAWソフトとしてCubase AIのダウンロードバンドルがついてくるため、音声編集をするのにもすぐ取り掛かることが可能です。
YAMAHA AG03が購入できなかった場合は、Steinberg UR22mkIIを選んでおいたら間違いありません。
Rubix24
音楽業界から信頼をおかれている、RolandからリリースされているRubix24です。
ぼくはRubix24の前身であるUA-55を使用しているのですが、さらに使いやすくなっていますね。
レコーディングをしたり音撮りをするときに使ってきましたが、全く問題なく使ってこれてきています。
audio-technica AT2020の外観
まずは箱はこのような感じですね。厚さ5cmほどの四角い箱に入って到着しました。
箱の中身を開けるとこんな感じでシンプルな内容となっています。
audio-technica AT2020の付属品
専用スタンドマウント
マイクポーチ
変換ネジ
専用スタンドマウントを取り付けた状態が上の画像になります。
実際に使うときには、マイクスタンドにスタンドマウントを取り付けたままにできるため、マイクだけ外してしまっておくことが出来ます。
audio-technica AT2020を使うメリット
audio-technica AT2020の外観をチェックできたところで、audio-technica AT2020を使うメリットについてチェックしていきましょう。
値段が1万円ほどで購入できる
audio-technica AT2020はなんと言っても、コンデンサーマイクなのに低価格なことがメリットです。
1万円ほどで購入できるコンデンサーマイクの中でもコスパの良さに定評がありまして、入門用として最適なマイクと言われています。
初めてコンデンサーマイクを購入するのであれば、audio-technica AT2020一択と言っても言い過ぎではないですね。
ただ、ガチで音質を求めたり、仕事として使用するということであれば、力不足かなという感じはします。
そのため、まずはコンデンサーマイクを使ってみたいという場合や、趣味の範囲内で音楽や配信を楽しみたいという場合に購入すると良いですね。
始めの1本としては申し分ない音質
audio-technica AT2020は始めの1本として申し分ない音質です。
というのも、マイクもピンきりで安すぎると音質が悪く聞こえが悪かったりするんですよね。
しかし、audio-technica AT2020は値段が1万円ほどなのに、ちゃっちさもなく音質も値段以上かなという印象でした。
そのため、もし最安のコンデンサーマイクも検討しているという場合は、数千円出してでもaudio-technica AT2020を選ぶほうが賢い選択になります。
audio-technica AT2020のデメリット
次にaudio-technica AT2020のデメリットについても紹介していきます。
マイクスタンドがついていない
audio-technica AT2020はマイクスタンドが付いてきません。
ある程度の知識がある人はマイクスタンドが付いてこないのは知っていますが、初めてマイクを購入する場合は分かりませんよね。
そのため、audio-technica AT2020を購入する際にはミキサーやオーディオインターフェイスを購入するのと一緒にマイクスタンドを購入しましょう。
ぼくも今回マイクスタンドを一緒に購入しまして、こちらのマイクスタンドを購入しました。
ポップガードがついていない
audio-technica AT2020はポップガードが付いてきません。
ポップガードはレコーディングや声を撮るときに必ず必要で、『フッ!』という呼吸の勢いがかかる言葉を発した時のノイズを防ぐ役割があります。
また、コンデンサーマイクに対して湿度を与えないための役割もあります。
コンデンサーマイクはダイナミックマイクと比べてデリケートなマイクとなっているため、ポップガードは必須なんですよね。
とはいえ、先程紹介したマイクスタンドポップガードが付いてくるので、別途購入する必要はありません。
ケーブルが付いてこない
最後にケーブルが付いてこない点についても触れておきましょう。
マイクを購入する際には接続用のケーブルが付いてくると思われがちですが、ケーブルは付いてきません。
そのため、ケーブルも一緒に購入する必要があるのですが、高いケーブルは購入する必要は無いので安心してください。
今回audio-technica AT2020を購入するのにあたって、ぼくは下記のケーブルを購入しました。
自宅で使用することを考えたら長いケーブルは必要ありませんし、ファーストマイクで使用するなら高品質なケーブルも必要ありません。
2,000円でお釣りが返ってくる値段で使い勝手も良さそうだったので購入したのですが、ケーブルの取り回しもしやすくて問題ありませんでした。
audio-technica AT2020を使う時の注意点
次にaudio-technica AT2020を使う時の注意点について触れておきましょう。
使った後はケースにしまおう
audio-technica AT2020を使った後には、必ずケースにしまって保管するようにしましょう。
というもの、先程もすこしお伝えしたのですが、コンデンサーマイクは湿度を与えてはいけないマイクだからです。
通常使用するくらいの湿度であれば問題ないのですが、湿度が高い部屋などで使用する場合には付けっぱなしにすることで音質を損ねる原因になってしまいます。
コンデンサーマイクの適正湿度は40%となっているのですが、40%をキープするのは難しいのが現実です。
そのため、せめてもの対策として使用後はケースの中に入れて保管して湿度によるダメージを防ぐようにしましょう。
衝撃は与えないようにしよう
audio-technica AT2020に限らずコンデンサーマイク全てに言えることなのですが、構造上とても繊細になっているため衝撃は与えないようにしましょう。
落としたりした日には使える保証が無いほどデリケートなマイクとなっているため、扱いは慎重に行うようにしたほうが良いですね。
とはいえ、恐る恐る使っていても使いづらいと思うので、必要以上の衝撃を与えないようにしておけば大丈夫です。
audio-technica AT2020を使ってみた感想
それでは、最後にaudio-technica AT2020を使ってみた感想について紹介します。
安くて質が良いマイクを購入できた
audio-technica AT2020はコンデンサーマイクの中で安い部類ですが、エントリーモデルとしては十分です。
確かに3万円を越えるコンデンサーマイクなどを購入したほうが、全てにおいてレベルの高いのは間違いありません。
しかし、標準的なコンデンサーマイクの音質が分からなければ、その良さもわからないというもの。
そういった意味でも、今回audio-technica AT2020を購入して良かったなと思いました。
音質は全く問題なかった
安めのコンデンサーマイクということで音質に少し不安がありましたが、全く問題ありませんでした。
実際にFPSゲームをするときに使用してみたのですが、特に聞こえづらいということもなし。
DTMソフトで音声を撮った時でも、普通にクリアな音質で扱いやすい音撮りが出来ました。
audio-technicaへの安心感が強い
今回私用として初めてコンデンサーマイクを購入したのですが、audio-technicaという事もあって安心して購入することが出来ました。
というのも、audio-technicaはマイクだけでなく、ヘッドホンやその他音響機器もリリースしている会社だからです。
ここまでコスパが良いコンデンサーマイクが作れるのは大手メーカー故かなと思っておりまして、品質にも問題なし。
扱いさえ気をつけておけば長く使っていけるマイクだと思っているので、今後長く愛用していきたいと思っています。
audio-technica AT2020はコスパ神のコンデンサーマイクだった
本記事ではaudio-technica AT2020のレビューをしました。
総評するとコスパ神のコンデンサーマイクで、初めてコンデンサーマイクを購入する人にとっておすすめです。
通常コンデンサーマイクは繊細な作りになっているため高値となっていることが多いですが、audio-technica AT2020であれば購入もしやすいですね。
もし、これからYouTubeやゲーム配信をしようと思っていれば、audio-technica AT2020を購入してみてはいかがでしょうか。