あなたは、いまの職場で自分のポジションを築けていますか?
本記事をご覧になっているということは、少なからず職場で自分のポジションを獲得できていないのではないかと思います。
職場で嫌な仕事を任されたり、人間関係がギクシャクしたりと職場に対しての不満を解決する方法を、10年間の社会人経験を元に解説します。
今回紹介する方法を実践することによって、職場でのあなたのポジションをしっかりと確立することができ、基本的にはあなたの中で腑に落ちる仕事の仕方をすることが出来るはずです。
『自分の立ち位置がわからない』あなたへ教えます
さて、ここでお伝えする「職場での自分のポジションを獲得する」ということは、あなたが仕事をする上で任される以上の仕事を押し付けられないための立ち位置を確立させることを指しています。
今のあなたの状況からは想像できないかと思いますが、案外これは簡単に獲得することができます。
獲得するためのステップを準備しているので、次の章でその確認をしてみましょう。
職場で自分のポジションを獲得する条件と方法
ズバリ、職場での自分のポジションを獲得する方法はコレです。
- 同僚、もしくは先輩よりも出来ることを多くする
- 自分の私生活上の趣味を強みにする
- 会社の利益を1番に考える
上記3点です。
このポイントを押さえることによって、周りと同じ「従業員」という括りから「1人の人間」として見られ方が1歩変えることが出来るキッカケになります。
1人の人間として認識されることによって、得られるメリットは自分の意見を尊重されやすくなると言うことです。
尊重されるためには、職場の同僚・上司に自分の仕事でのアピールをする必要があります(無言でもアピールは可能)。
ボクが、今まで自分の考えを積極的に話して上司とギクシャクしない関係を築いてきた方法を次の項目から解説していきます。
同僚、もしくは先輩よりも出来ることを多くする
これはある程度、職場で働いたら大体の仕事の種類はわかってくると思います。
職場の中の仕事の種類がわかったら、一番最初に任された仕事の基本的な部分を出来るようにして、余裕が生まれるくらいの状態を目指しましょう。
余裕を持ちながら仕事ができると、他の部分の仕事にも手を回せるようになるので、できる仕事の幅が広がります。
そうなってくると、例えば上司でもよくわからないような仕事があった場合、面倒な仕事を押し付けられる可能性がなくなるのです。
何故かと言うと、職場は縦社会ではなく、仕事ができる人間が強いからです。

なんて思った経験もあるかもしれませんね。
でも、ボクはそう思っても良いと思っています。
その上司よりも仕事ができる状況になると、あなたの立ち位置は確立され仕事を辞められるとまずい人間になることができ、自然と雑に扱われることはなくなるでしょう。
自分の私生活上の趣味を強みにする
都会の地域でもコレは変わらないかと思うのですが、先日あった出来事です。
ボクが現在就いている仕事場は基本的に40代以上の人が多く、パソコンなどに疎い方が多くいます。
そんな環境の中でもパソコンを使用する仕事というのはあって、よくわからないながらも流れ作業の一環として身体で操作を覚えている方が多いです。
そのため、エラーなどが出た場合は、専門の人を呼ばなければ直すことができない人が大半になってきます。
たまたま、ボクが仕事をしている時にエラーが発生した際に、エラーメッセージを読んでファイルでおかしくなっているところを確認して上司に報告したところ、ぼくは「パソコンに詳しい人」になりました。
特に特別詳しいわけではないのですが、職場の人達からすると専門の人を呼ばなければ直せないものを直せる人間になったことによって、わざわざ人を呼ばなくても、ぼくが解決できるという期待を得ることが出来ます。
これもまた職場内で動きやすくなる自分のポジション作りのひとつです。
パソコンに限らず、何か壊れたものを直すのが得意な場合は、職場で使用している椅子が壊れてしまった場合などに応急処置でも直してしまえば、「◯◯を直せる人」という立ち位置に立つことができます。
仕事に関係のない部分であなたの力を活かすことによって、職場内で特別なポジションを獲得し、周りの同僚とは一線違う立ち位置に立てることでしょう。

会社の利益を1番に考えて仕事をすると強くなれる
これは残業がしたくない場合などに役に立ちます。
通常業務の中の8時間を超過すると会社側からは何%か割増で残業手当を付けなければいけません。
そう考えると会社にとって残業時間の増加は少なからず資産の減少になります。
ぼくはこれを逆手に取るようにしていて、最善の時間配分と手順を頭の中でマッピングして職場での8時間は誰よりも一生懸命に仕事をするようにしています。
8時間誰よりも効率良く働く=周りの人間以上のスピードで働いている
ということになるので、周りの人たちは残業をしていても、その残業時間を補填するスピードで仕事をしているため、実質業務量は同じになります。
- 同僚A:1のスピード→1時間残業
- あなた:1.5のスピード→8時間内で1時間残業分の仕事をしている
あなたがこの項目での手法を実践したとして時間内に仕事を終わらせることができなかった場合、それは仕事をうまくこなせなかったということもあるかもしれませんが、単純に業務量が8時間内で収まるものではないものである可能性が高いです。
もし、8時間内で終わらせられる仕事量ではないと判断できた場合は、残業をしなくても良いと思いますし、その旨を上司に伝えるべきだと思います。
伝え方としては少し工夫があって、下記の様に伝えると理解してもらいやすくなるでしょう。
自分が出来る最善の方法とスピードで仕事をしましたが、8時間以内に終わらせることができませんでした。
恐らく残業をするよりも、この仕事量を一定に保って仕事を継続していったほうがトータルして会社の利益につながると思うのですが、いかがでしょうか。
こう提案することによって、会社の利益を気にしている・分析をした上で仕事を行っている・無駄のない仕事をしている、という印象をもたせることが出来るので、残業をしなければいけない確率は下がりますし、うまくいけば残業分も時間内で働いていると思ってもらえて、残業指示が出なくなる可能性があります。
この状況を作り出すことができれば、あなたの使える時間は必然的に増えますし、心にも余裕が生まれる毎日を過ごしていけるでしょう。
また、脳内で最善の効率・最善のワークチャートを作り出すことは超速PCDAトレーニングにもつながるので、頭の回転を早める癖をつけるのにもとても有効な手段です。
周りの人間に流されず、1歩先を考える事が重要
よく、お話をしていて残業を1時間や2時間している人をいろんな職場で見てきました。
残業で給料をかさ増ししようとしているのなら、それは一つの手段になるので何とも言えないところではあるのですが、ボクはその時間をなくして仕事をする中で生産性が高い人間だということを知ってもらって給料を上げてもらったほうがよほど効率が良いのではないかと思ってしまいます。
賛否両論分かれるかと思いますが、『あなたと会社双方が Win✕Win になる状況がベストではないか』というのがぼくの考えです。
無茶な仕事を指示される人間から、無茶な仕事を指示されない人間へ。
理不尽な指示をされる人間から、分析と理論で自分の意思を守れる人間へ。
本記事があなたの職場生活を変えるきっかけになれば幸いです。